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【冒険その174】群馬の秘境温泉で夏を満喫。

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どうも、K’azuです。

毎日暑いですね。この夏はマジで観測史上らしく、猛暑日のカウントを絶賛更新中ですね。

もう異常な暑さ…誰か何とかしてくれ。

そんな中、K’azuはこの夏の最後に以前から行ってみたかった場所に家族と行ってきました。しかも1泊のお泊りで。

今回はその様子をご覧ください。

この日は朝の11時というけっこうゆっくり目に家を出ました。

泊りということもあって当日しかできない準備はもとより、金魚の水槽の掃除とか出発前に色々やっておくことあるんですよね。

途中、藤岡大胡線沿いにあるアバンセ玉村店に立ち寄ります。

今回クーラーボックスを持って来たので、ここで飲み物なんかをいくつか調達します。

とはいえ、一番の目的はそう…お酒(笑)。

なんたってホテルで酒が無くなっちゃ悲劇としか言いようがないので。

ワインにチューハイ、そしてチェイサー代わりの午後ティーを買う。これで夜に酒が足りなくなることはないでしょう。

まぁ、イザとなったらホテルの自販機とか売店で買えると思うけど、飲みたいのがあるとは限らないしね。

12時を過ぎた頃にいい感じのうどん屋を通りかかったので、本日の昼食はここに決定。

うどん屋 こころか…なかなか良さそうじゃないか。

昼時にも関わらず、店内はそんなに混んでいなくてラッキー。そして雰囲気もいい。

あとは味だけど、さて何を頼もうか…。

今回は冷汁つけうどん(980円)を注文。色々迷ったけど、やっぱここは夏らしいメニューにしてみました。

見た目からして美味そうだけど、はたして…。

ハイ、正解!これめちゃくちゃ美味いです。

ダシの効いた冷汁とうどんがこんなに合うとは…。散らしてある大葉がこれまたいい仕事をしている。

ちょっと濃い目のつゆだけど、お好みでミョウガや生姜といった薬味を追加すると風味が変わって楽しい。

とにかくウマイの一言です。

いや~満足しましたね。

嫁と娘もそれぞれ完食して、舌鼓を打っていました。

昼メシを食べ終わると、藤岡の街をひた走る。知らない街ってやっぱいいね。

しばらくすると明らかに景色が変わって来た。

そうそう…この山の雰囲気、よく覚えている。実は以前観光地に勤めていた時に施設のパンフを配りにこの辺まで来たことがあるんですよね。

で、いつかまた来てみたいな~って。

これ、以前の旅籠の時と同じパターンですね。

山あいの道をしばらく走らせているとトイレ休憩できそうな場所を見付けたので、ここでひと休みすることに。

『蛇喰渓谷』の名の通り、どうやらこの下に川が流れているらしい。

トイレの傍には休憩小屋もあり、静かでイイ雰囲気です。

手摺から下を覗くと綺麗な川が見えたので、階段を降りて近くまで行ってみます。

なんじゃこれ…信じられないくらい水が綺麗だ。こんな川初めて見た。

これ、飲めるんじゃないの?

しかし、川のほとりを見るとゴミが散乱。こんな狭いスペースでバーベキューする奴もどうかと思うが、これは許せん。

シャウエッセンの様子から察するにまだ捨てられて間もないですね。捨てた奴死ねばいいのに。

先程の蛇喰渓谷を出発して10分くらい走らせると、最初の目的地である土と火の里に到着。

ここも前々から来てみたかったところなのですが…。

実は娘が春先の学校行事で一足先に訪れていたことが判明。

つまり娘にとってはそんなに間が開くことなく2度も来るハメに。オイオイ…それもうちょい早く知ってたら立寄り先変えてたのに。

ただ娘としても前に来た時はそんなにゆっくりと滞在しなかったようなので、今回来ても別に良かったとのこと。

それならばと、とりあえず門をくぐって中へ。俺は当然初めてなので、この雰囲気にちょっとテンション上がります。

風鈴のアーチ?を通る。青空と相まって爽やかな夏の雰囲気を醸し出していますね。

まずは総合受付らしい建物に入ってみます。

中はちょっとしたお土産を売っていたり、体験教室の作品見本みたいなのが展示されていました。

せっかくなので娘に何か体験教室でもやらせようかと思いましたが、あいにく事前予約が必要なものが多かったのは残念。

ただ、予約の必要ない風鈴作りもあったので、今回はそれに決定。おばちゃんにから現場のスタッフに連絡を入れておいてもらいます。

風鈴作りができるガラス工房へ歩いて行く途中、こんな日本庭園みたいなのがあったり…

野菜の直売所なんかあったりと色々と楽しい。ここ人いないけど、無人なのかな。

しかもこの暑さで野菜は大丈夫なんだろうか…。一応日陰に置いてはありますが。

そして大量の薪もありました。もしかしてキャンプもできるのでしょうか。

里の最奥にあるガラス工房へ到着。

ここではまず選んだ風鈴に文字や絵柄のシールを張ります。

それにしてもこの工房、あんましクーラー効いてなくて暑い。夢中になっている娘はそんなの気にならないようですが。

工房の隅にひっそりと佇むガラス研磨機。風鈴の模様はサンドブラスト仕上げなので、こいつで加工をするのかな。

シール貼りが終わると風鈴をスタッフに渡し、ブラスト処理を施してもらう。娘も珍しいのか興味津々。

こんな感じで表面に砂を吹き付けて細かい傷を付けることによって、シールを貼ってあった部分が浮き出てくる。

しかしまだこれで終わりではない。

続いて向かったのは染色工房。

ここも例の如くクーラー弱めなので、ちょっと蒸し暑い。

ここではスタッフにアドバイスをもらいながら風鈴に吊るす短冊に絵を描きます。

これは先程の風鈴本体と逆で虫や動物の形に穴が開いた型紙を当ててその中を絵の具で塗って模様を作る。

短冊が完成すると、風鈴に括りつけて全ての工程が完了。緩衝材と一緒に箱に入れてお持ち帰りとなります。

風鈴作りが終わると、今度はシーガラスすくいに挑戦。

娘がやりたがったのでやらせたけど…正直コレ持ち帰ってどうするんだろうと思う。あんまし工作の類が好きだとは思えないので、すぐ飽きるんじゃないかと心配。

シーガラスをすくい終わると、スタッフのおじさんに勧められて10月のハロウィンイベントで飾る風鈴にイラストを描くことに。

ここでは絵心のあるK’azuと娘が思い思いにハロウィン風模様を描きました。

すると引き受けてくれたお礼にと、ハロウィンイベントで出す予定のジュースを一足先に振舞ってくれました。

グレープジュースに凍らせたイチゴが浮かんでいてとても美味しいですね。

しかもおじさん、風鈴を描き終わって帰る時にお土産にカップアイスもくれました。嬉しいけど先程のかき氷とジュースでもう冷たいモノはすぐに受付けない状態。

とりあえずクーラーボックス入れたけど…ここからホテルまでもつか?

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里を後にして10分ほど走ると本日宿泊するホテルの看板が見えてきました。

思ったより山深い場所にあるらしく、看板見てから結構クルマを走らせていますがホテルがなかなか見えてこない。

あの看板から5分くらい走ってようやくホテルの全貌が見えてきました。

こちらが本日宿泊する藤岡温泉ホテルリゾート。山の中にある温泉で、温泉街は無いけどまた違った良さがあります。

ここ、泊まってみたかったんですよね~。

クルマを停めて早速中に入ります。するとこちらの姿を確認したスタッフが早くもお出迎えしてくれました。

当然荷物も持ってくれるので実に有難い。

こちらがエントランス。なかなか立派じゃないですか。

チェックインの時に色々聞いてみるとなんとこのホテル、館内に売店が無いんだとか。周囲に店が全く無いだけにこれはちょっと不安に。

でもまあ酒とつまみは十分あるし、問題ないか。

部屋のキーを受取ると、4階の『梅の間』へ向かいます。

廊下の窓から見える、今は使われていないであろう建物が気になります。廃墟っぽくてなんだか不気味ですね…。

部屋に入るとその広さに感激。2間続きの24畳なので、かなり広い。

3人家族で利用するにしては広すぎる気もしないでもないけど…明るいし綺麗でなかなかいい部屋だと思います。

よし…俺の憩いの場、広縁もちゃんとある。

広縁から見える景色がこれまた最高。これは夜ここで酒を呑むのが今から楽しみになってきた。

今までの疲れもあってか、嫁と娘は思い思いにくつろいでいます。

俺はというと、せっかくなので外に出てホテルの周辺を散策してみました。ま…何もないだろうけどね(笑)。

駐車場から坂を下って見上げてみると、ホテルの裏手に回れそうなのでちょっと行ってみること。

ホテル裏側。特に変ったところはないけど、この更に裏に回れればあの廊下の窓から見えた不気味な廃墟に行けそうな気が…。

一瞬興味が湧きましたが、行くまでの道がとてつもなく険しいので断念。まぁヘタに近づいて変なモノ連れ帰ったらそれこそシャレにならないしね。

部屋に戻ると先程里のおじさんからもらったアイスを食べます。

ちょっと柔らかくなってるけどコクがあって美味い。やはりアイスってのはオーソドックスなバニラに限る。

本来なら新幹線の中で売っているようなカッチカチだったと思うけど、いい感じに食べやすくなってGOODですね

18時になると待ちに待った夕食の会場へ移動します。

やはり温泉の一番の楽しみといえば夕食。どんなのが出て来るか毎回非常にテンションが上がります♪

テーブルに着くと、既に料理がセットしてありました。

おお…これは色とりどりで美しい。やはり温泉のメシは見た目からしてこうでなくては。

まずは乾杯。最初は白ワインにしてみました。

未だにビールを美味いとは思えない俺は、あの『とりあえずビール』ってのがどうにも理解できない。

ほどなくして運ばれてきた子供用の料理はこれまた豪華。

どれもこれも子供が好きそうなツボを押さえているラインナップはさすが。そしてこれまたボリュームも凄い。

料理が美味いので酒がすぐになくなります。白ワインの次は地酒飲み比べセットを注文。

やはり懐石料理に日本酒は欠かせんよな…。

しかしK’azuは飲み比べできるほどの舌を持っていないので、若干の甘口辛口の違いは分かるものの結局『どれも美味い』としか感じませんでしたが(笑)。

ちなみに今回頼んだ酒を含めて夕食時のドリンク類はなんと全て無料。こいつは有難い。

しばらくするとサザエのつぼ焼きが運ばれてきました。こんなの日本酒に合わないわけがない。

このサザエ、一度スライスしたものを殻に戻して焼いているので食べやすくて有難い。俺が食えない肝もちゃんと身と分けてあるし。

そしてお待ちかねのメインはこの牛肉。サシが入っていていかにも美味そうですね。

鉄板にバターを溶かしてセルフで焼きます。

う~ん…これ美味いんだけど、この味噌だれみたいなのがちょっと甘いかな。下味が何もついていないので、塩コショウが振ってあればもっと良かったんだけど。

ちょっと残念。

まだまだ届く一品料理。続いては白子の天ぷら。

ここまで来ると結構腹も満たされてくるので、この白子の濃厚な旨味が普段より重く感じる。一個一個が結構でかくて食べ応えあるのでここで一気に満腹感が。

そして生牡蠣。基本牡蠣がダメな俺でも生ならいける。

そして生ならサッパリと刺身感覚で食えるか…。

ポン酢で食べるのがうめぇ。

が…牡蠣はやっぱ旨味が濃厚だわ。お腹キツイ…もう勘弁して…。

シメは鯛茶漬け。これならカロリー低そうだし、まだなんとか食えるか…。

うめぇ。酒で荒れた胃に染み込むやさしい味。

やはり酒飲んだシメはこういうお茶漬け的なヤツに限るね。

正真正銘最後の一品、甘味。

立て続けにしょっぱいもの続きで甘いモノが欲しくなってきたので、これはこれで有難かったりする。

ここにきて甘いのは有難いね。

全て食べ終わると、部屋で食えとスタッフに夜食の焼きおにぎりを持たされました。

無理だろ。

部屋に戻るとテレビを見ながら一休み。

1時間半くらいするとようやく腹がこなれてきたので、独り風呂に入りに行きます。

大浴場はこのとおり広くてとても立派。そして誰もいない。

まだ夜の9時半過ぎだというのに何でだ…。

露天も風情があって最高ですね。この景色を独り占めできるとは、なんという贅沢。

実はこの露天の周囲にはホテルの堀(池?)があり、手を伸ばせば水に着く。

こういうのも風情があってイイですね。

こうしてのんびり風呂に浸かっているとだいぶ胃もたれが治ってきたので、また部屋で飲む元気が出てきました(笑)。

部屋に戻ると思った通り、嫁と娘はもう寝ていました。そしてここからは俺の時間。

娘が持って来たスクランプが酒の相手(笑)。

持参した漫画を読みながら独り晩酌タイム。これぞ旅情だぜ…♪

ちなみに飲んだシメに夜食でもらった焼きおにぎりを食べたのですが…なんというか、きりたんぽみたいに米が結合して妙な食感でイマイチでした。

味自体は美味しかったんですけどね…。

後半へ続きます。

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