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危険物取扱者 乙種4類(乙4)挑戦記その10

いやはや、約10日ぶりの資格勉強となります。

ここ最近、方々に出掛けて美味しいモノを食べることが多く、そっちばっかりアップして当初の目的である勉強がおざなりになっていました。

反省せねば…。

ともあれ、本日で基礎的な物理学/化学のパートを終わらせたいと思います。

 

目次

燃焼理論

燃焼の定義

燃焼とは、熱と光を伴う酸化反応をいい、サビは酸化反応だが燃焼ではない

 

燃焼の三要素

燃焼の三要素とは、可燃物、酸素供給体(空気等)、天火源の3つ。
酸素の特徴は、支燃性で他の物質を激しく燃焼させるが、酸素自身は燃えない。無色、無臭。

 

燃焼の仕方

分解燃焼の代表は木材、石炭で表面燃焼の代表は木炭、コークス。
自己燃焼(内部燃焼)とは、分解燃焼のうち物質中に酸素を含有するもの(ニトロセルロース等)の燃焼をいう。
蒸発燃焼の代表は硫黄、ナフタリン、ローソクで、液体の燃焼はすべて蒸発燃焼である。

 

燃焼の難易

燃焼の難易と関係の深い用語は、空気との接触面積、熱伝導率、発熱量、含水量など。

 

引火点

引火点とは、その液体が空気中で点火したとき燃え出すのに十分な濃度の蒸気を液面上に発生する最低の液温
引火点とは、その液体の蒸気濃度が蒸気の燃焼範囲の下限値に達したときの液温。

 

燃焼範囲

可燃性の蒸気と空気の混合気は、一定の濃度範囲のときだけ燃焼が起こる。これを燃焼範囲という。

 

発火点

発火点とは、空気中で可燃物を加熱した場合、これに火炎あるいは火花などを近づけなくとも発火し燃焼を開始する最低の温度をいう。

 

物質の危険性

物質の危険性は、物性の数値の大小によって比較判断できる(燃焼範囲、引火点、発火点、比熱、電気伝導度など)。

 

自然発火

自然発火とは、物質が常温で自然に発熱し、その熱が蓄積されて発火点に達し燃焼を起こす現象。

 

粉じん爆発

可燃性物質が粉体となって空気中に浮遊している状態では、これに着火すれば粉じん爆発を起こす危険がある。

 

 

消火理論

消火の三要素

除去消火法とは、可燃物を取り去る。
[例]ガスの元栓を閉める。火を吹き消す。

窒息消火法とは、空気、酸素を断つ。
[例]消火剤(二酸化炭素、泡、粉末)

冷却消火法とは、熱源から熱を取る。
[例]水をかける(水は、比熱及び蒸発熱が高い)。

ハロゲン化物を燃焼物に放射する方法は、窒息作用と抑制作用(負触媒作用)を利用する消火方法。

 

消火設備・消火方法

消火設備は第1種から第5種までに区分されている。
火災の区別と消火器のマークの色は、A火災は普通火災で白色、B火災は油火災で黄色、C火災は電気火災で青色。
油火災に使用する代表的な消火剤は、二酸化炭素、泡、粉末、ハロゲン化物、霧状の強化液。
油火災に使用できない消火剤は、水、酸アルカリ消火剤、強化液による棒状放射。
一般火災に使用できない消火剤は、二酸化炭素、ハロゲン化物でどちらも人間には有毒。
電気設備の火災に使用できない消火剤は、泡、乾燥砂。

 

ようやくクソつまんない物理と化学が終わった…。明日からは「危険物の性質並びに火災予防及び消火の方法」の勉強に入ります。

 

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