どうも、K’azuです。
突然ですが、皆さんは『ヒレ酒』というのをご存知でしょうか。
知らない人のために簡単にご説明すると、乾燥させたフグ等のヒレを火で炙り、日本酒の燗に浸して魚の風味を酒に移して楽しむ粋なお酒のことです。
通常フグのヒレを使うのが一般的なのですが、真鯛やカレイ、カワハギ等他の魚でもできるのとのこと。そこで、先日スーパーで見かけたとある珍しい魚でやってみることにしました。
今回はその様子をご覧ください。

で、その珍しい魚というのがこのカサゴですね。
この日は夕食に炙りやを使った焼肉と決めていたので、その買出しに行ったツルヤで発見しました。滅多に店に並ばない魚なので、思わず手に取ってしまいましたね。
おうち焼肉の時はいつも肉だけでなく海鮮も買っていて普段は鯛のアラを買うんですが、せっかくなので今回はこれを食べてみたいと思います。
アラに比べると倍の値段がしますが、この際仕方ないか…。

身を捌いてヒレを取り除きます。どっちかというと今回身はおまけみたいなもんで、ヒレの方がお目当てでした。
ちなみにカサゴのヒレ酒を知ったのはその昔、『いきなり!黄金伝説』でさかなクンと芸人のまちゃまちゃが挑んだ企画「釣った魚で一週間生活」で美味そうに飲んでいたのがきっかけです。
あれ以来常々やってみたいとは思っていましたが、カサゴなんて店では見たことがなかったので今まで中々チャンスが巡って来ませんでした。なので、見付けた時は願っても無いチャンスだと思いましたね(笑)。

身の方はおうち焼肉の具材として食しました。魚類はいつもだと前述の通り鯛のアラなんですが、それに比べると身が柔らかくて崩れやすい。水っぽいというか、よく火を通しても生焼けっぽく感じます。
やっぱり食べ慣れている鯛の方が美味しいかな。
で、とっておいたヒレの方は皿に乗せてそのままの状態で冷蔵庫で約2週間ほど乾燥させます。

乾燥したヒレがこちら。水分が残っているうちは皿に張り付くので、それを利用してヒレを見栄え良く広げてやります。
ある程度乾いて固まって来た後は時たまひっくり返してまんべんなく乾かします。
それにしても…ネットで見たやりかたをそのままマネしましたが、腐ったりすることなくちゃんと乾燥してくれて安心しました。

そしてこの日の夕飯はホットプレートを使ったお好み焼き。目の前で嫁が焼くため時間がかかるので、その時間を利用してヒレ酒を作ってみたいと思います。
面倒ですがこのためだけに炙りやを引っ張り出し、焦げないように気を付けてヒレをじっくり炙ります。

と言ってる傍からちょっと焦げてしまいましたが(笑)、まぁこれは許容範囲内ということで。
ちなみに肝心の日本酒はというと、いつも呑んでる『日本盛 糖質ゼロプリン体ゼロ』。調理酒としても使える超辛口の酒なので、恐らくヒレの風味を邪魔しないハズ。

熱燗にヒレを投入して香りと旨味成分が酒に溶け出した頃を見計らって呑んでみるとします。
長年試してみたかったカサゴのヒレ酒。さて、どんな味がするのやら…。

あ~なるほど… 味というよりおもにに香りですね。
まぁ味も少しは溶け出している感じですが、個人的には思ったより普通だなと少し拍子抜けしました。
山奥の民宿なんかで稀に出される丸焼きの鮎やイワナが入った鉢に熱燗を注いだ「骨酒(こつざけ)」というものがありますが、アレの味を想像していたのでつい物足りなさを感じてしまいました。
でも呑んでいると段々味わい深さを感じられて美味しいです。

夕食のお好み焼きがこってり味なので、いいつまみになります。美味い。

続いてもっと香り深くするために、たくさんヒレを投入してみます。
……
あ~これくらいなら風味が強くなっていいですね。適量かも。

そうこうしてるうちに日本酒も終わってしまいました。ぬるくなるとヒレから旨味が出にくくなるので、ちょっとペース早めに呑んでいましたね。

これが最後の1杯。大事に呑みます。

出涸らしとなったヒレですが、例の番組ではまちゃまちゃがヒレをつまみみたいにそのままかじっていたのでマネしてみました。
が…身といえる部分は殆ど無く、ボリボリと骨っぽくてあまり食感は良くありませんでした。
この食い方はもしかして正解ではないのかも知れない…。

ちなみに残ったこいつは恐らく店で除去し損ねた毒針です。
娘が欲しがったのであげちゃいました。何に使うかしらんけど(笑)。
というわけで長年やりたかったカサゴのヒレ酒でしたが、ご覧の通りちょっと感動とはいい難い結果となってしまいました。まぁこういうのって思い出補正で知らず知らずのうちに段々とハードルを上げてしまうのがあるあるですね。
とはいえ、こういった昔やりたかったことを試す機会がありましたらまたチャレンジしてみたいと思います。
では…。

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